FIREを目指す、または投資をしている、投資を始めよう!と思っている人が入っていけない保険というのはたくさんあります。保険の基本的な考え方と合わせて、勉強してみましょう。
目次
保険選びの鉄則、保険と投資(貯蓄)は分けて考えましょう
保険を選ぶとき気をつけるべきことは、「少額保険料」「高額補償」です!少額というのは本当に月2千円とか3千円という単位です。
起こってしまうと大きな損失になってしまう事に少額の掛け捨て保険で備えましょう(生命保険、火災保険、自動車保険)
今回は不要な保険4つ見ていきましょう、どれも将来のあなたのお金を大きく目減りさせる可能性があるものです。
- 医療保険
- 養老保険・貯蓄型生命保険
- 個人年金保険
- 学資保険
不要な保険①医療保険
日本の公的保険はめちゃくちゃ優秀です。医療費は3割負担で高額療養費制度で高くとも月間10万円程度の支払いで済みます。わざわざ民間保険に入らなくても、これは貯金で備えられる範囲です。
民間の医療保険に入る選択肢があるとすれば、貯金がなく、たまるまでの短期間は使うこともあるかもしれません。
生活防衛資金として、会社員なら生活費6ヶ月分、自営業なら生活費1年分の貯金があれば不要かと思います。
公的保険の充実度は別記事で解説しています。
不要な保険②養老保険・貯蓄型生命保険
保険と貯蓄の機能を持った保険になります。
「高額保険料」「少額補償」の商品ですね、前に述べた鉄則の真逆をいくわけですが、高額の保険料は、将来の貯蓄も兼ねているわけですが、これの利回りが劇的に悪いです。インフレも考慮すると、実質の価値は、減っている可能性もあります。
その分保険会社があなたの資金を運用して、運用により得た利益を手数料として抜いているわけです。保険会社はあなたのお金で投資し、運用益を稼いでるわけです。
そして補償は少なく。すぐには引き出せないという地獄。入る理由はありません
運用は自分でやりましょう、堅実な方法でしっかり増えます。
不要な保険③個人年金保険
個人年金保険も利回りは1%未満で、終身年金ではないところもポイントです。
そして国民年金と違いインフレに対応していないんです。インフレは軽視できない大きなポイントです。
節税のメリットもありますが、そもそも国が作った確定拠出年金iDeCoには全く及びません。
民間の個人年金保険を始める以前に、検討すべきことはiDeCoや国民年金基金、付加年金などをまず検討すべきでしょう。
iDeCoは掛け金も全額控除になり、受け取り時も運用益は非課税なので大変お得です。
不要な保険④学資保険
子供が大学行くときなどの学費を貯めるための保険、大体上記の保険と同じ理由で不要。
- 利回り低すぎる
- 保障が少なすぎる
- インフレ未対応
- 途中解約元本割れのリスクあり
これも保険は掛け捨てで、貯金は貯金
毎年、積み立てながら投資して、教育費を貯めるジュニアNISAなどの国の施策もあります、運用益非課税!!先にこちらを検討すべきです。
以前、私が保険に無知だった頃、子供が生まれたので学資保険とかやった方がいいのかなぁ、となんとなく、某大手保険会社に資料請求してみました。
そしたら資料ではなく、営業マンが隣の県から駆けつけるとのこと!すごい営業熱心だなぁくらいにしか感じていない私。
当日、シトロエン(フランスの車)で、私の当時住んでいた築20年の県営団地にビシッと決めたサラリーマンが颯爽と現れました。
私はTシャツ短パンです。汗 パジャマみたいなもんです。汗
その時気付きました。自分は相当『いいカモ』なんだなと。。。
無知なりに違和感を感じ取って、契約こそしなかったですが、後々勉強していくと、「学資保険とは、この後の様々な保険契約のきっかけになる商品だということがわかりました。営業マンとの俗にいう”お付き合い”が始まるわけです。」
一度信頼したら、いい人だからとか、お世話になってるからとか、みんな言います。腕のいい営業マンによって解約しにくい環境を作られているのです。心当たりありませんか?
まとめ
将来のお金の具体的な目標を持てるところがFIREの素晴らしいところです。
具体的な目標のためには、みんなやってるからとか、お世話になってるとか、が一番危ないです。意外と世の中、間違った常識は多いです。
自分や家族が将来どう生きるかが一番の重要事項です。
きっぱり解約したり、解決策を模索したりしながら、本当に必要なことにお金を振り向けていきましょう。
ここまで読んでくれてありがとう!やめず、休まず、疲れず、ダレず、コツコツ楽しくいきましょう!
必要な保険と不必要な保険を理解して、保険メタボを解消しましょう